雨樋から「ポタポタ」「ボコボコ」音がするのはなぜ?原因と解決方法
投稿日:2026年10月1日 更新日:2026年9月30日
雨の日や雨上がりに、お住まいの外から「ポタポタ」「ボコボコ」という音が聞こえて気になった経験はありませんか。
普段は気にならなくても、夜の静かな時間帯や、就寝中に響く水音は意外とストレスになりますし、建物に負担がかかっているかもしれません。
雨樋の音は単なる雨音とは限らず、詰まりや破損、勾配のずれなど、住まいのトラブルが隠れているサインの場合があります。
放置すると外壁の汚れや腐食、基礎まわりの水はけの悪化にもつながります。
この記事では、音の種類ごとに原因を整理し、自分でできる対処法と業者に依頼する目安、費用の相場まで解説します。
雨音でお困りの方は、ぜひ参考になさってください。
「ポタポタ」音がする主な原因
「ポタポタ」と水滴が落ちる音は、雨が止んだあとも続くことがあります。
主な原因は次のとおりです。
1.軒樋に水が溜まっている
横向きに取り付けられている軒樋(のきどい)には本来、排水口に向かってわずかな傾きがついています。
経年で金具がゆるんだり、積雪や強風で樋が歪んだりすると、勾配が崩れて水が溜まります。
溜まった水が少しずつ縁からあふれたり、継手から染み出したりして、ポタポタと落ちます。
2.落ち葉やゴミによる詰まり
雨樋に落ち葉や砂、鳥の巣、屋根材の細かな粒が溜まると、水の流れがせき止められます。
水があふれて樋の外側を伝い、下の地面や窓枠、ベランダに落ちるときにポタポタと音が出ます。
周辺に樹木があるお住まいや、屋根材の劣化が進んだお住まいで起こりやすい症状です。
3.継手部分の劣化・接着の剥がれ
雨樋の継ぎ目は、接着剤やゴムパッキンで水漏れを防いでいます。
紫外線や温度変化で接着面が劣化すると、すき間から水が漏れます。
継手の真下だけが濡れている、同じ場所から水が落ち続けるといった場合は、この原因が疑われます。
4.樋本体のひび割れ・穴あき
塩化ビニル製の雨樋は、10〜20年ほどで紫外線により硬くなり、割れやすくなります。
小さなひび割れや穴からも、雨の日には水が滴ります。金属製の樋はサビによる穴あきが原因になることがあります。
5.軒先や屋根からの雨だれ
雨樋そのものは正常でも、屋根の端から落ちる雨水が樋に届かず、ポタポタと音を立てる場合があります。
屋根の勾配が急なお住まいや、樋の位置が屋根の端からずれているお住まいに見られます。
樋の取り付け位置の調整で改善する場合があります。
「ボコボコ」音がする主な原因
「ボコボコ」「ゴボゴボ」といった、空気が混ざったような音は、排水の流れが妨げられているサインです。
1.縦樋の内部で詰まりが起きている
縦樋の途中に落ち葉や泥が詰まると、水と空気の通り道がふさがれます。
水が流れ落ちるたびに空気が押し戻され、ボコボコという音が出ます。
縦樋の曲がり部分や、地面近くの接続部は特に詰まりやすい場所です。
2.雨水桝や排水管の詰まり
雨樋を抜けた水は、地中の雨水桝と排水管へ流れます。
桝の中に泥や砂、落ち葉が溜まっていると、水が流れきらずに逆流し、管内の空気が押されてボコボコと音が鳴ります。
豪雨のときは桝から水があふれることもあります。
3.排水管の勾配不良や破損
地中の排水管が地盤沈下や木の根で変形すると、水が滞留します。
この場合は、雨のたびに同じ音がする、庭の一部だけがぬかるむといった症状が出ます。
4.強風による空気の圧力変化
風の強い日に縦樋の内部で気圧が変わり、水が流れるタイミングで空気が出入りして音が出ることがあります。
詰まりがなくても起こる現象で、雨量が多いほど音が大きくなります。
毎回ではなく、強風の日だけ鳴る場合はこの可能性が高いでしょう。
5.排水先(側溝・下水)の水位上昇
大雨で側溝や下水管の水位が上がると、敷地内の排水管に水が入りにくくなり、空気が押し戻されて音が出ます。
この場合は宅地側の不具合ではなく、一時的な現象であることも少なくありません。
自分でできる確認方法と対処法
雨樋は軒先の高い位置にあり、脚立やはしごを使った作業は転落事故につながるため、脚立やはしごを使う掃除はおすすめしません。
軒樋や継手の点検、補修は、すべて業者に任せるのが安全です。
ご自身で行うのは、地面に立ったまま確認できる範囲にとどめてください。
雨の日に外観を観察する
雨が降っているときに、傘をさして家のまわりを歩き、次の点を見てみましょう。
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見つけた場所をメモしたり、スマートフォンで撮影したりしておくと、業者に点検を依頼するときに状況を伝えやすくなります。
縦樋を軽く叩いて音を確かめる
手が届く高さの縦樋を、手のひらや指の関節で軽く叩きます。
中に詰まりがあると、音がこもったり鈍くなったりします。叩く強さは、樋を傷めないよう軽めにしてください。
雨水桝の掃除
雨水桝から音がする場合は掃除をして、改善されるか確認してみてください。
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取り除いたゴミを水で流すと、排水管の奥で詰まる原因になるため、必ず袋に入れて処分してください。
桝のふたが固くて開かない、内部が深くて手が届かない、水がまったく引かないといった場合は、無理をせず業者に相談しましょう。
業者に依頼したほうがよいケース
次のような症状がある場合は、専門業者による点検をご依頼されることをおすすめします。
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上記のようなはっきりとした症状がなくても、年に1回程度、または台風シーズンや落ち葉の多い秋の前後に業者に点検を依頼すると、詰まりや破損を早い段階で見つけられます。
外壁や屋根も同時に点検し、補修や塗装が必要ないか確認してもらいましょう。
まとめ
雨樋から聞こえる「ポタポタ」「ボコボコ」という音は、それぞれ次のような原因で起こります。
- ・ポタポタ:軒樋の水溜まり、詰まり、継手の劣化、ひび割れ
- ・ボコボコ:縦樋や雨水桝の詰まり、排水管の不具合、強風や大雨による空気の逆流
ご自身で原因を確認するのは、雨の日の目視と、地面にある雨水桝の掃除までにとどめてください。
軒樋や継手など高い位置の点検、掃除、補修は、専門業者に任せるのが安全です。
早めに相談すれば、修理の範囲も費用も小さく抑えられます。
音が気になり始めた今が、住まいの排水まわりを見直すよい機会でしょう。
当社、K’S CREATEは雨樋の他、屋根や外壁などの建物の点検を無料で行っています。
「雨音の原因がわからない」「工事をする場合はいくらかかる?」など、お気軽にご相談ください。
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