屋根工事で使う下葺き材のルーフィングとは?種類別の特徴や選び方を紹介します
投稿日:2024年12月17日
屋根の葺き替えやカバー工法、雨漏り補修などを行う際には「ルーフィング」という言葉が必ず出てきます。
ルーフィングは防水シートのことで、お住まいに雨水が入らないように守ってくれるシートです。
ルーフィングにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や費用が異なります。
そこで今回は屋根用のルーフィングの種類を紹介します。
長寿命な屋根にしたい方、屋根工事を予定されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
ルーフィングとは
ルーフィングは防水シートのことを言います。
屋根は二次防水の構造になっていて、瓦やスレート屋根などの屋根材の下にルーフィングが張られています。
屋根材が破損したり飛散したとしても、その下のルーフィングがお住まいに雨水が入らないように守っています。
極端に言えば、ルーフィングさえ正常であれば屋根からの雨漏りが防げます。
しかし、見栄えは悪いですし、ルーフィングの劣化スピードが早まってしまうため、屋根材とルーフィングはセットで施工されます。
なお、ルーフィングは基本的に業者が選びます。
しかし、見積書を確認してグレードが高くないルーフィングを使用されていたら「なぜ、このルーフィングを選んだのか」確認をしてみましょう。
中には耐久性の低いルーフィングで施工して「屋根の工事をしたのにすぐ雨漏りが起こった」というケースが少なくないからです。
長く住み続けるのであれば、できるだけ丈夫なルーフィングを施工してもらい、雨漏りのリスクを減らしましょう。
6種類のルーフィングの特徴
ここでは6種類のルーフィングについて、それぞれの特徴を紹介します。
①アスファルトルーフィング
アスファルトルーフィングはアスファルトに紙や不織布を混ぜて作ったものを言います。
住宅の普及率はアスファルトルーフィングが最も多いです。
価格が安いことから多くのお住まいに用いられていますが、耐用年数は約8~10年ほどと長くありません。
破れやすいので雨漏りの原因になりやすいため、長く住まわれるのであれば、あまりオススメできません。
②改質アスファルトルーフィング
改質アスファルトルーフィングは上記のアスファルトルーフィングをグレードアップさせたものです。
アスファルトにゴム・合成樹脂・プラスチック・ポリマーなどを混ぜ合わせて作られています。
耐久性が高く、期待耐用年数は20年以上で暑さ・寒さにも強いです。
ただ、透湿性は低いので施工の際は業者に結露対策をしてもらう必要があります。
③高分子系ルーフィング
高分子系ルーフィングは塩化ビニルを主な原料とした、アスファルト以外の材料を使用したルーフィングの総称です。
アスファルトを使ったルーフィングよりも軽量であるため、お住まいへの負担を軽くできます。
耐久性、伸縮性が高く、破れにくくて丈夫であることもメリットです。
デメリットとしては屋根の形状によって施工ができないこと、紫外線の影響で劣化しやすいことです。
耐用年数も約15年と、それほど長くはありません。
④粘着層付きルーフィング
粘着層付きルーフィングは裏側がシールになっているタイプを言います。
釘やタッカーという大きなホチキスのようなもので留めるのと違い、屋根や下地を傷めずに施工ができます。
ノンアスベストのスレート瓦は割れやすいため、釘やタッカーだと屋根材を傷めるリスクがあります。
既存屋根の上に新しい屋根材を葺く、屋根カバー工事であれば粘着層付きルーフィングがオススメです。
なお、費用は比較的高めで湿気を逃がしにくいというデメリットがあります。
⑤不織布ルーフィング
マスクをよく使うようになった頃から、不織布という言葉を聞く機会が多くなったと思います。
不織布をベースにしたルーフィングは柔軟性が高く、下地の形状に合わせることができます。
耐用年数も約30年と長く持つため、施工件数も増えてきています。
ただ、費用は高めなので予算と相談してご検討ください。
⑥透湿防水ルーフィング
透湿防水ルーフィングは湿気を逃す性質を持つルーフィングです。
名前の通り透湿性・防水性が高く、期待耐用年数も50年以上と非常に高いです。
しかし、性能が良いことから価格は高く、施工にも時間がかかります。
ルーフィングの選び方
上記に紹介したルーフィング以外にも他に種類はあります。
それだけ多くの種類があり、さらに各建材メーカーから多数の製品が出ています。
そんな中からご自身でルーフィングを探すのは簡単なことではないでしょう。
では、どのようにルーフィングを選ぶべきなのでしょうか。
後悔しない屋根工事となるよう、選び方のポイントを紹介します。
ステップ1.業者に見積りを取る
まずは業者に現場調査を依頼し、見積書を作成してもらいましょう。
実際に屋根の状態を確認し、お客様のご希望内容やご予算に合わせた見積書を作成してくれます。
見積書に記載されるルーフィングを確認したり、記載されていない場合は業者に質問をしましょう。
ステップ2.提案されたルーフィングの費用と性能を確認する
提案されたルーフィングがどれほどの費用か、寿命は何年か、どんな性能かを確認しましょう。
業者に直接質問してもいいですし、インターネットで調べても分かります。
業者が提案するものが最適とは限りません。
「見積もりの費用は高いのに、ルーフィングの寿命が10年もない」という場合もあります。
提案内容に納得できない、不安があるという場合は次のステップに進みましょう。
ステップ3.相見積もりを取る
屋根工事は相見積もりが一般的です。
1社だけの見積もりだけで、その費用が適正価格なのか、提案内容がベストなのか判断するのは難しいものです。
2社以上から見積もりを取れば、あなたのお住まいにあった工事や材料は何か、適正価格はいくらかが見えてくるでしょう。
複数社見積もりを取り、提案内容に納得できる業者とご契約されることをオススメします。
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