棟板金の浮きが起こる理由や発生する問題とは?修理方法や費用相場を解説します!
投稿日:2024年10月31日
スレート屋根(コロニアル、カラーベスト)や金属屋根の頂上には棟板金が設置してあります。
釘で留められている棟板金は、徐々に釘が抜けてくるのをご存知でしょうか。
そのため、定期的に修理をして雨漏りや棟板金の飛散を予防することが大切です。
今回は棟板金の修理方法や費用相場について詳しく解説します。
新築から10年、または前回のメンテナンスから10年経っている方はぜひ最後までご覧ください。
棟板金(むねばんきん)とは
棟(むね)とは、建物の最も高い部分に取り付ける屋根の部材を指します。
スレート屋根や金属屋根の棟は金属製であることから、棟板金(むねばんきん)と呼ばれています。
ちなみに瓦屋根の頂上にあるのは棟瓦(むねがわら)です。
棟板金は断面で見ると山型になっており、雨水の侵入を防いでいます。
耐久性に優れた素材で作られていて建物の寿命を左右する部材と言っても過言ではありません。
棟板金が徐々に浮く理由
棟板金は釘で留められており、年月が経つにつれて徐々に釘が浮き、棟板金自体も浮くようになります。
なぜ棟板金が浮くのか、その理由を解説します。
寒暖差(熱膨張)によるもの
板金は熱い日に膨張、夜や寒い日には収縮する素材です。
膨張と収縮を繰り返し、釘も一緒に引っ張られることでだんだんと釘が緩み、棟板金が浮くようになります。
強風によるもの
棟板金は建物の頂上にあるので風の影響を受けやすく、強風や台風の風圧を釘だけで耐えています。
その耐久性にも限界があり、風が長く吹き続ければグラグラと棟板金を揺さぶるので釘が浮いてきます。
釘の劣化
昔の棟板金の釘には鉄釘が使われるのが一般的でした。
雨水に長年当たり続けると徐々に劣化し、サビが発生します。
サビた釘は膨張するので釘穴が広がり、結果として釘が浮いて棟板金も浮いてしまいます。
棟板金の下地の影響
棟板金の下には貫板(ぬきいた)という下地が設置してあります。
貫板が木材の場合、木は呼吸をするので膨張・収縮を繰り返し、棟板金との固定していた釘が浮いてきます。
棟板金が浮くことで起こる問題とは
では棟板金が浮いてくるとどのような問題が起こり得るのでしょう。
棟板金の浮きによって発生する代表的なトラブルを紹介します。
雨漏り
棟板金は雨水が入らないように防いでいる部材ですが、浮いてしまうと隙間から雨水が入り、雨漏りを起こします。
建物は防水ありきで造られているので、雨水の侵入は許してはいけません。
雨水が内部に入ると木材を腐食させ、鉄部はサビます。
資産価値が低下するだけでなく、漏電や火災に繋がる恐れもあります。
棟板金の飛散
棟板金の釘が浮き、固定力が下がると強風や台風で飛散する恐れがあります。
近隣の建物や車を破損させてしまうだけでなく、通行人に当たれば大けがを負わせてしまったり命に関わることも。
思わぬトラブルに発展しないよう、定期的に修理をして問題が起こらないよう予防することが大切です。
棟板金の修理方法と費用相場
では棟板金の浮きが起こっている場合、どのような修理が必要になるのでしょう。
棟板金や建物の状態により修理方法は分かれます。
状況別に修理方法と費用相場を紹介します。
棟板金に破損や変形がなければ釘・ビスの打ち直しのみ
棟板金の浮きが起こっていても破損や変形などが起こっていない場合は釘やビスの打ち直しのみで問題ありません。
釘が完全に抜けている場合はステンレス製の釘を打ち込みます。
浮き程度であれば再度打ち込み、釘頭にコーキング材という柔らかいゴム製の樹脂で蓋をし、釘が抜けにくくなるよう補強をします。
棟板金の釘・ビスの打ち直しは1棟あたり20,000円~40,000円ほどです。
棟板金や下地が傷んでいる、飛散した場合は交換
棟板金が変形したり下地が腐食しているなど、重度な劣化状態や飛散した場合には交換工事が必要になります。
交換工事では貫板や棟板金の両方を撤去し、新しいものに取り替える工事です。
費用は使用する製品のグレードなどによって変わります。
一般的な費用相場は約100,000円~200,000円ほどです。
棟板金の工事は屋根塗装や外壁塗装も一緒に行うとお得
棟板金は高所での作業になるため、足場を組む必要があることがほとんどです。
足場代は一般的な大きさの住宅で約20~25万円ほどかかります。
棟板金のメンテナンス時期は10年に1度、屋根塗装や外壁塗装も10年に1度が目安です。
どの工事も足場が必要になる工事なので、別々に工事して都度、足場代がかかるよりも同時に施工した方が断然お得です。
天災による棟板金の修理は火災保険が適用されることも
経年劣化の場合は対象外ですが、台風などの天災により棟板金にトラブルが起こった場合は火災保険が適用される可能性があります。
申請することで保険料が上がることはありませんので、ぜひ活用しましょう。
保険会社に連絡して被害内容を伝え、適用できるかどうか問合せをしてみてください。
適用される場合は火災保険を利用した工事の実績がある屋根修理業者に相談すると、スムーズに進めることができるでしょう。
※工事費用が20万円以上であるなど、保険会社や加入されている保険によって適用条件は異なります。
屋根の点検・修理はK’S CREATEへ!
築10年、または前回のメンテナンスから10年経っていたら棟板金の修理が必要である可能性が高いです。
建物の頂上にある棟板金の状態を確認するのは大変危険な行為ですので、屋根の修理業者にお任せください。
K’S CREATEはこれまで2,000棟以上の実績があり、火災保険を利用した工事も行っています。
豊富な知識と経験をもとに、建物に必要な工事は何なのか、ベストなプランを提案します。
まずは「屋根の修理が必要かどうか」を確認しませんか?
当社は不要な工事は一切おすすめしませんのでご安心ください。
工事が必要な場合も見積もりをご覧になってからゆっくりご検討いただければと思います。
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