屋根塗装・外壁塗装における塗料の希釈率とは?グレードの高い塗料を使っても意味がない!?
投稿日:2024年7月10日
屋根塗装や外壁塗装において、大切なことは何だと思いますか?
塗料の種類、職人の技術、色選び、何回塗装するか・・・沢山ありますよね。
もちろん、これらも屋根塗装を成功に繋げる重要なポイントです。
しかし、実は一番大切なことは『塗料の希釈率』にあります。
塗料をどのくらい薄めるのか、これによって塗装の質の善し悪しが大きく変わります。
この記事では塗装工事において希釈率が大事な理由、成功に繋げるポイントについて詳しく解説します。
これから屋根塗装や外壁塗装を予定されている方は、ぜひご参考になさってください!
塗料の希釈とは?
塗料をシンナー、水などで薄めることを『希釈(きしゃく)』と言います。
製品によっては薄めずに、そのまま使用できるものもありますが、基本的には薄めて使用します。
製品ごとに希釈率が決まっており、気温や湿度に合わせて業者は濃さを調整しています。
希釈率は高ければ良い、低ければ良いと一概には言えません。
その理由は粘度が高ければ塗料が垂れにくくなりますが、ムラができやすくなります。
反対に低ければ塗りやすくムラができにくくなりますが、垂れやすくなります。
また、高すぎても低すぎても塗料が持つ耐候性や低汚染性などの機能を最大限発揮できません。
そのため、塗料メーカーが定めた仕様通りの希釈率で塗装をする決まりがあります。
こちらは日本ペイント『パーフェクトトップ』のカタログの一部です。
このように、塗料製品のカタログには何で希釈をするか、希釈率は何%かなどが記載されています。
希釈率を守らない業者がいます!
塗料メーカーが定めた希釈率通りに薄めなければ、屋根や外壁を守る機能を塗料が発揮できないので、塗装をしてもほぼ意味がありません。
しかし、塗装業者の中には残念なことに、希釈率を守らない業者がいます。
なぜ希釈率を守らないのか、その理由は以下の通りです。
材料費を節約できる
見積もりに記載している塗料缶の数より少ない塗料缶を使い、規定よりも薄い塗料で塗装する業者がいます。
使用する塗料缶の数を少なくできるので、その分、業者が得をします。
人件費を抑えることができる
ネバネバとした塗料を薄めるとサラサラになるので、職人の塗装スピードも早くなります。
工期が短く済めば次の現場に入ることができ、どんどん仕事を請けることができるのです。
素人目では仕上がりが変わらない
薄めてシャバシャバになりすぎると塗料が垂れたり、仕上がりが悪くなることがあります。
しかし、塗料が垂れず、美しい仕上がりにできる程度に薄めれば、素人目では分かりません。
塗りたては分かりませんが、3~4年もすれば塗装が剥がれてきたり、色褪せが起こってようやく気付きます。
規定通り塗装してもらうためのポイント
では、依頼する側はどのような点に注意すべきなのでしょうか。
屋根塗装や外壁塗装を成功させるための方法を紹介します。
業者選びは慎重に行う
「近くの業者だから」「インターネットで最初に出てきたから」など、安易な理由で業者を選ばないようにしましょう。
ご紹介したように、残念ながら悪徳業者が存在し、国民生活センターでは塗装工事によるトラブルの報告が絶えません。
塗装業者を探す際は、以下のポイントをクリアしているかどうかをチェックしましょう。
・現場調査をしてくれるか ・見積もりや説明は分かりやすいか ・質問に対して具体的な回答をしてくれるか ・費用相場通りか ・資格を持っているか ・悪い口コミばかりではないか ・保証はしっかりしているか ・自社施工か ・地域密着店か |
費用が相場通りか、対応が良いか悪いかは1社だけの見積もりでは判断が難しいかと思います。
そのため、少々手間はかかりますが2社以上から見積もりを取り、費用や提案内容を比較検討することをおすすめします。
また、実際に対応を見ることで真面目に取り組む業者か、安心して任せられるかどうかを判断できます。
こちらがした質問に対して明確な回答をせず濁したり、横柄な対応をされる場合は希釈についても適切に行ってくれないかもしれません。
依頼主の気持ちになって、建物を大切に扱ってくれる業者に依頼しましょう。
優良業者に依頼すれば、希釈はもちろん、費用も適正で仕上がりが良く、アフターフォローもしっかり行ってくれます。
塗料缶を何缶使用するか確認する
見積もりの際に、塗料缶を何缶使用するかを確認しましょう。
例えば建坪(延床面積)が25坪、2階建て、塗装面積120㎡で使用塗料がパーフェクトトップの場合、使用する塗料の量は以下の通りです。
塗装面積120㎡×塗装回数2回(中塗り・上塗り)×規定塗布量0.11~0.17㎏/㎡=使用する塗料の量26.4~40.8kg |
この使用塗料に対して必要な塗料缶の数は2~3缶(15kg缶)です。
もし、このお住まいで塗料缶が1缶しかなければ少ない塗料でかなり塗料を薄めることとなるでしょう。
見積もりの段階で「3缶使います」と言われても、施工の際に何缶あるか見せてもらうと安心です。
なぜ規定塗布量に0.11~0.17㎏/㎡と差があるのかと言うと、外壁のデザインや意匠性によって表面積が異なるからです。
フラットな外壁よりも、凸凹とした外壁の方が表面積も多くなり、使用する塗料も多くなります。
塗装回数については基本的に下塗り、中塗り、上塗りの3度塗りです。
下塗りは下塗り材を使用するので、中塗り・上塗りと2回塗るのが一般的です。
塗装回数はメーカーのHPやカタログに記載しています。
規定回数以下の場合は手抜き工事を疑いましょう。
塗装のことならK’S CREATEへ!
K’S CREATEは一級技能士の資格を持つ職人による、こだわりの施工を行っています。
お住まいの状態から、最適な塗装方法を提案、施工いたします。
累計施工実績は2,000棟以上、保証は業界最長の10年保証です。
屋根塗装、外壁塗装のことならぜひ当社にお任せください!
−N−
広島県の屋根工事、塗装工事・防水工事専門店
株式会社K'S CREATE
https://hiroshima-roof.com/
住所:広島県広島市安佐北区落合南5丁目1314-7
お問い合わせ窓口:050-7587-6180
(9:00~18:00 土日祝も対応!)
対応エリア:広島県広島市、他広島県全域
★ 地元のお客様の施工実績多数掲載!
施工実績 https://hiroshima-roof.com/case/
お客様の声 https://hiroshima-roof.com/voice/
★ 塗装工事っていくらくらいなの?見積りだけでもいいのかな?
➡一級塗装技能士の屋根、外壁の無料点検をご利用ください!
無理な営業等は一切行っておりません!
外壁屋根無料診断 https://hiroshima-roof.com/inspection/
★色を塗る前にシミュレーションしたい、塗装以外の工事方法はないの? どんな塗料がいいの? 業者はどうやって選べばいいの?
➡ どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせ https://hiroshima-roof.com/contact/