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屋根のリフォームでは屋根材を選択しますが、その1つにアスファルトシングルがあります。

アスファルトシングルは、屋根材として多くのメリットがある素材ですが、同時にデメリットもあります。

屋根材を決める際は、メリットとデメリットの両面を理解した方が良いでしょう。

 

今回は、アスファルトシングルのメリットやデメリット、および費用相場などについて解説をします。

屋根リフォームを検討している方はぜひご参考になさってください。

 

アスファルトシングルとは、グライスファイバーと呼ばれるガラス繊維の素材にコーティングを施し、砂粒で表面を着色して作る屋根材です。

砂の粒を表面に利用するのは、単に着色の目的だけではありません。

表面に傷が付きにくくするようにしたり、屋根材の細かい穴を埋めたりする役割があります。

1900年代の頃に北米で開発されて以降、カナダや米国を中心にした北米で主に使用されています。

おしゃれでモダンな雰囲気があり、美観にも優れていることから日本でも人気が高くなってきました。

 

まずはアスファルトシングルのメリットからご紹介します。

導入する際は特徴を十分に理解して、ご自宅との相性が良いか検討しましょう。

 

アスファルトシングルには仕上げ用の素材に防水シートが使われているため、一定の防水性が期待できます。

 

また、専用のセメント素材を使用することにより、極力ルーフィングに穴を開けずに施工することが可能であるため、雨漏りのリスクを最小限に抑えます。

 

アスファルトシングルは、他の屋根材に比べて割れや錆びに強い屋根材です。

アスファルト性の防水紙・石・砂が用いられているため、屋根材と防水シートが組み合わされているイメージで捉えると良いでしょう。

薄いシートの形状であり素材が柔らかいため、ひび割れの可能性が低い素材です。

 

また、金属が使われていないため、錆びる心配もありません。

他の屋根材と比較してメンテナンスの手間がかからないのが、アスファルトシングルの大きなメリットといえるでしょう。

 

アスファルトシングルは柔らかいシート形状の素材であるため、カッターや大型のハサミなどで比較的簡単に加工が可能です。

そのため、リフォーム費用が抑えられるというメリットもあります。

 

アスファルトシングルのメリットについて紹介をしましたが、同時に注意すべきデメリットもあります。

 

導入の際は、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。

 

アスファルトシングルは、強風などの自然環境に弱い側面があります。

一般的な屋根瓦の重量のおよそ5分の1と言われており、非常に軽量な屋根材です。

軽量であることは加工のしやすさ、耐震性が高いなどメリットでもありますが、反対にデメリットにもなってしまいます。

強風にさらされることにより、剥がれや破れが発生するリスクがあります。

屋根材の飛散により周囲への損害が少ない点は安心ですが、自身のお住まいの屋根の破損が発生するのは大きなリスクといえるでしょう。

台風が多い地域など、強風が発生しやすい地域では、アスファルトシングルの導入には注意する必要があります。

 

アスファルトシングルは、勾配のない、あるいは少ない屋根には不向きです。

アスファルトシングルを葺ける屋根は、3.5寸以上が原則と考えられています。

 

近年は、勾配が無かったり少なかったりするお住まいが増えてきているため、アスファルトシングルが導入できないケースもあるかもしれません。

しかし、近年は施工技術が向上しているため、勾配が足りないお住まいでも下地の加工次第で取扱いが可能な場合もあります。

施工を依頼する専門業者に相談すると良いでしょう。

 

アスファルトシングルは天然の石を用いるケースが多いことから、定着が不足してしまい剥がれてしまうリスクがあります。

アスファルトシングルを用いた屋根の真下では、経年劣化により石や砂の堆積が見られる場合もあります。

ガーデニングなど、管理が必要な取り組みをしている場合は注意が必要です。

 

アスファルトシングルを葺くためにはどれくらいの費用が発生するのでしょうか。

依頼する業者やお住まいの環境によって値段の相場は異なるため、あくまで目安の相場を紹介します。

 

アスファルトシングルの費用相場は、1平方メートル当たり5,000～9,000円です。

瓦屋根と比較すると、格安な料金設定と言えるでしょう。

 

料金は工法や劣化状態によって左右されるため、まずは無料調査・無料見積もりを取ることをおすすめします。

一般的な大きさのお住まいであれば、葺き替え工事なら100～130万円程度。

カバー工法なら80～100万円程度の費用が発生すると想定しておきましょう。

 

アスファルトシングルの耐用年数は、一般的に20～30年と言われています。

以前は20年程度が限度と考えられていましたが、近年は施工技術が向上したため、状況によって30年持つようになりました。

 

アスファルトシングルは、比較的耐用年数が長いとは言え、メンテナンスをせずに放置していると劣化が進んでしまいます。

降雨や降雪が多い地域など、自然環境が厳しい状況においては劣化が早まる可能性もあります。

基本的には10年に1度のタイミングで点検を実施すると良いでしょう。

 

アスファルトシングルは軽量で施工性・耐久性が高く、デザインも魅力的な屋根材です。

その反面、デメリットもあるのでよく検討して葺く屋根材を検討しましょう。

 

K’S CREATEは屋根工事の施工実績が多数ございます。

アスファルトシングルはもちろん、他の屋根材の知識や施工実績も豊富にございますので、屋根工事の際はぜひご相談ください(^^)/

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