塗装してはいけない外壁や屋根があるのをご存知ですか?
投稿日:2023年11月8日
ほとんどの場合、外壁や屋根は定期的に塗装メンテナンスを行う必要があります。
しかし、どの外壁材・屋根材でもそうではなく、中には塗装してはいけない製品もあります。
あなたの家の外壁・屋根は塗装が必要でしょうか?
この記事では、どのような外壁・屋根は塗装が必要ないのか、その理由についても詳しく解説します。
誤ったメンテナンスをしないよう、ご参考になさってください。
塗装してはいけない屋根とは
屋根材によっては塗装工事が不向きである、または傷みが激しくて塗装したところで意味がない場合があります。
具体的にどのような屋根か見ていきましょう。
ニチハのパミール
建材メーカーの「ニチハ」が以前、製造していたパミールという屋根材はミルフィーユ状に層間剥離を起こすことが報告されています。
パミールの場合はいくら塗装をしても表層が塗膜と一緒に捲れてしまいます。
そのため、塗装工事をしてもほぼ意味がありません。
パミールが製造されていた期間は1996年~2008年です。
当時、アスベストを屋根材に使用することが禁止されていたため、建材メーカーはノンアスベストのスレート屋根を開発していました。
パミールもノンアスベスト切り替え直後の製品です。
大手建材メーカーのニチハが開発した屋根材ということで、全国に多く流通しました。
葺いたばかりの時点ではわかりませんでしたが、年月が経つにつれてひび割れ、剥がれなどの不具合の報告が多数寄せられました。
これはパミールに限る話ではなく、同時期に発売された他のノンアスベストの屋根でも同じような報告がされています。
あなたの屋根がパミールかどうかの調べ方はいくつかあります。
1番わかりやすいのはミルフィーユ状の層になり、バリバリと剥がれる症状です。
築8~10年ほどではっきりとわかってきます。
とは言え、屋根に登って確認するのは落下事故の危険を伴いますので、必ず業者に調べてもらいましょう。
塗装業者のほとんどが無料で調査をしてくれます。
中にはパミールを知らない、パミールという名前は知っていても判断方法がわからない業者がいます。
高いお金を払って意味のない工事になってしまわないよう、しっかりと診断ができる業者選びが大切です。
日本瓦の屋根
日本瓦には種類があり、いぶし瓦、無釉瓦、陶器瓦などがあります。
昔ながらの日本家屋や寺社仏閣で良くみかける屋根です。
このような屋根には塗装の必要がありません。
なぜかと言うと、屋根塗装の最大の目的というのは、屋根材に防水性を持たせることです。
日本瓦はもともと非常に耐久性が高いのが特徴です。
瓦が割れさえしなければ、耐用年数はおよそ50年と長く、防水性も高いので塗装をしなくても大丈夫です。
なお、塗装は必要ありませんが漆喰のメンテナンスは必要です。
漆喰は年月が経つにつれてボロボロ剥がれるようになり、そうなると雨水が葺き土浸透して雨漏りを起こす恐れがあります。
漆喰メンテナンス時期は約10~15年に1度です。
また、瓦屋根の下に施工されているルーフィング(防水シート)も定期的に張り直す必要があります。
ちなみに洋瓦・セメント瓦・モニエル瓦は塗装工事が必要な瓦です。
「うちの瓦がどれかわからない」という場合は、業者に調査をしてもらいましょう。
塗装してはいけない外壁とは
次に塗装してはいけない外壁をご紹介します。
あなたの外壁が該当しないか、チェックしてみてください。
難付着サイディングボード
難付着サイディングボードとは、光触媒・無機・親水性・フッ素といった塗料でコーティングされた外壁材をいいます。
これらのコーティングがされていると、従来の外壁よりも圧倒的に汚れにくく、色褪せにくい外壁になります。
しかし、汚れは付にくいというメリットと反対に、塗料も密着しにくいというデメリットがあります。
ただ、全く塗装ができないというわけではなく、塗料を密着させるために専用の下塗り材を使用すれば塗装できます。
とは言え、塗装の必要がないケースがほとんどです。
難付着サイディングボードの見分け方は築10年経っているのにチョーキング現象が起こっていないと可能性が高くなります。
チョーキング現象とは、外壁を触った時に手に白い粉が付着する現象です。
難付着サイディングボードではこの現象が起こりにくいという特徴があります。
また、2000年までに建てられたお住まいなら難付着サイディングボードではありません。
光触媒などの技術が実用化され、製品として広がったのは2001年以降だからです。
直張り工法で施工された外壁
大抵の外壁は建物と外壁の躯体の間に空気が通るよう、通気工法という施工方法で建てられています。
しかし、2000年頃までは通気工法ではなく、直張りで施工されていることが多かったため、2000年以前に建てられたお住まいなら直張り工法で施工されている可能性があります。
直張り工法の外壁の場合、水分が抜けにくく結露を起こしやすいので塗装はおすすめできません。
塗装ができないなら、メンテナンスはどうする?
塗装はできない、塗装の必要はないとは言えリフォームをしたい、しなければならない場合はどうしたらいいのでしょう。
屋根、外壁のそれぞれのリフォーム方法は以下の通りです。
塗装できない屋根 |
・葺き替え工法 ・カバー工法 |
塗装できない外壁 |
・張替え工事 ・カバー工法 |
どの工事も塗装よりは費用がかかりますが、下地や屋根材・外壁材を新しくできたり重ねたりできるので、長期的に考えればコスパの良い方法と言えます。
また、一般的には塗装できないと言われている場合でも状況によっては補修が可能だったり、専用の塗料なら塗装ができるケースもあります。
あなたのお住まいはどんなリフォームが適しているか、一度、業者に確認してもらうといいでしょう。
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