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普段はあまり見る機会が少ない軒天ですが、稀にシミができている場合があります。

その場合、実は雨漏りが起こっているかもしれません。

 

軒天にシミがあるのに気付いたら、できるだけ早くプロに連絡して対処してもらうことが大切です。

早期発見・早期対処でお住まいの寿命を延ばすことができます。

 

この記事では軒天にシミができる原因と、シミを見つけたときの対処法を詳しく解説します。

 

 

そもそも「軒天(のきてん)」とは、どこの部材なのでしょう。

 

軒天は、上げ裏、軒裏天、軒裏とも呼ばれており、屋根の軒の裏側の部分を指します。

 

屋根は建物の外壁よりも外側に突き出す設計になっているのが一般的です。

その突き出している部分が軒で、住宅に住む立場から見て天井のように上側に見える部分を軒天を呼びます。

 

もっと具体的に言えば、建物の下に立ち、見上げたときに見える天井は軒天です。

屋根の裏、庇の裏、ベランダの裏などが軒天です。

 

 

軒天にシミができたときに考えられる原因はさまざまです。

ここでは軒天のシミの原因を幅広く紹介します。

 

軒天のシミの原因として多いのは雨漏りです。

軒の塗装が剥がれていて屋根材を通して水が浸透してきているとシミが発生します。

軒に近い屋根の一部が劣化していたり、棟板金などが劣化していたりして雨漏りを起こし、軒天に水が伝わってきてシミになっている場合もあります。

軒の部分だけ屋根が壊れているのが原因で、天井全体ではなく軒天だけシミができることもあります。

雨漏りは軒天にシミができる原因として多いのでまず疑いましょう。

 

 

暴風雨にさらされたのが原因で、一時的に軒天にシミができる場合があります。

台風で横殴りの雨が降ったときには、強風が雨水を巻き込むようにして軒天に付着するからです。

風が強い場合には軒天も濡れる可能性があり、風向きによっては一部だけ濡れてはっきりとしたシミになる場合があります。

 

 

雨樋が詰まっていると軒天にシミができる場合があります。

 

詰まった雨樋から水が溢れて軒天を濡らしたり、割れた雨樋から漏れた水が豪雨のときにはねて軒天に付いたりするのが典型例です。

雨樋の不具合があると軒天にシミができるだけでなく、基礎や外壁を傷めるリスクがあるので点検を怠らないようにしましょう。

 

軒天のシミは上層階からの漏水が原因であるケースもあります。

2階建て住宅の1階の軒天にシミがあり、その上にはトイレやお風呂があるといったときには注意しましょう。

マンションやアパートでも上層階がある場合に、軒天の上に水回りの設備があるなら漏水の可能性があります。

 

水道管が軒天の近くを通っている場合には漏水によってシミができることがあります。

水道管の配管が近いときには亀裂が入って水が漏れている可能性も考えましょう。

寒い地域では冬場に水道管が凍結して破裂する事故も起こるケースも。

気温が上がって水が溶けた後に広がり、軒天にシミを作ることがあります。

 

 

 

軒天にシミを見つけても落ち着いて適切な対処をし、良好なお住まいの環境を守りましょう。

水道管などの水回りのトラブルの可能性もありますが、実際に多いのは屋根周辺のトラブルが原因でシミができているケースです。

軒天のシミに気付いたときには、以下の流れで対処をしましょう。

 

軒天にシミがあったからといってすぐに生活が脅かされるわけではありません。

まずはわかる範囲でシミの原因を調べてみましょう。

 

水道料金が今月は異常に高いという場合には水漏れを起こしている可能性があります。

屋根材の欠片が落ちてきたり、色褪せていたりする場合には屋根の劣化が原因で雨漏りをしていることが考えられます。

また、雨樋から水がボタボタと落ちているときには雨樋の劣化が原因と考えられます。

複数の原因がある場合もあるので、可能性がありそうな点は簡単に見て回りましょう。

 

 

軒天のシミはプロに点検を依頼し、原因を特定してもらうのが一番です。

「水道管から水漏れをしている」

「屋根塗装が劣化している」

「屋根板金が外れている」など、専門的な知識で調査をしてくれます。

 

ご自身で大体の原因がわかった場合、雨漏りなら屋根修理業者。

水道管なら水道修理業者と、その専門の業者に相談をしましょう。

軒天のシミの原因がよくわからない場合には、まずは屋根修理業者に連絡して点検してもらうのがおすすめです。

漏水が起きているときには軒天だけでなく部屋の天井にもシミができることが多いからです。

 

業者に連絡をし、住所や状況を伝えたら業者に来てもらいます。

そして軒天のシミの原因をお住まいの隅々まで調査してもらいましょう。

 

屋根に原因があるときには屋根塗装や屋根の張り替えなどによる修理が必要です。

雨樋が原因なら雨樋の調整か交換が必要になります。

雨漏りが原因で軒天にシミがあった場合には、水による腐食を受けて他の場所も劣化している可能性があります。

詳細な点検を受けて、必要な修理の提案を受けましょう。

 

工事内容の説明を受けて、納得した上で修理を依頼することが大切です。

なお、提案された修理がすべて必要とは限りません。

個々の修理の必要性についても詳しい説明を受けて、依頼すべきかどうかを冷静に判断しましょう。

「説明がわかりにくい」

 

「質問をしても曖昧な答えしか返ってこない」

「費用が高すぎる気がする」など、不安な点があるのなら、別の業者にも見積もりを取ることをおすすめします。

複数の業者から見積もりを取ることを相見積もりと言い、お住まいの工事の際には一般的なことです。

 

軒天のシミを見つけた際は放置せず、プロの業者に見てもらいましょう。

 

当社では屋根修理や雨樋修理、雨漏り修理を得意としています。

相見積もりも大歓迎です。

軒天のシミの原因がわからない場合も、お気軽にお問合せください。

お住まいの状態を隅々まで点検し、ベストな施工方法を提案します！

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