屋根工事の現場調査は何をする?チェック項目・調査後の流れ
投稿日:2025年12月28日
屋根工事では施工前には現場調査を行います。
施工予定の建物に業者が赴き、工事が必要かどうかという判断はもちろん、見積書を作成するための必要な情報を確認します。
工事を依頼するうえで気になることや不明点はいろいろ出てくると思いますのが、現場調査の際にも確認しておきましょう。
本記事では、屋根工事の現場調査で具体的に何が行われるのかを詳しく解説します。
屋根の劣化が気になってきた、雨漏りが起こっているという方はぜひ参考になさってください。
屋根工事の現場調査とは
現場調査とは、屋根工事業者が実際に建物に訪問し、屋根の状態を直接確認する作業のことです。
この調査によって屋根の劣化状況、必要な工事内容、使用する材料、工事期間、費用などが明確になります。
多くの場合、現場調査は無料で実施されますが、業者によっては有料の場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。調査時間は通常30分から1時間程度で、屋根の大きさや状態によって前後します。
現場調査で行われる主な項目
一般的に、屋根工事前に行う現場調査では以下のような項目を業者がチェックします。
屋根の劣化症状
まずは屋根に起こっている劣化症状を確認します。
この段階で、明らかな破損や変色、屋根材のズレなどの大きな問題点を把握します。
直接屋根に登る場合もありますし、最近ではドローンなどを使用して細部まで観察します。
具体的には屋根の色あせや変色の程度など塗装の劣化状況、屋根材が欠けや割れなどを確認します。
また、屋根全体の形状やバランスに異常がないか、波打ちや歪みがないかもよくチェックします。
屋根材の下地の状態も可能な範囲で確認します。
下地が腐食していると屋根材の交換だけでなく下地の補修・交換も必要になります。
屋根材の種類と状態
屋根材にはスレート(コロニアル)、瓦、金属屋根、アスファルトシングルなど様々な種類があり、それぞれ劣化の進行パターンや必要なメンテナンスが異なります。
スレート屋根の場合は表面のコーティングの剥がれ、ひび割れ、苔や藻の発生状況を確認します。
瓦屋根では瓦のズレや割れ、漆喰の劣化状態をチェックします。
金属屋根の場合はサビの発生状況や塗膜の剥離、パネルの浮きなどを確認します。
雨樋の状態
屋根と密接に関係する雨樋の状態も現場調査の確認項目です。
雨樋が正常に機能していないと雨水が適切に排水されず、屋根や外壁の劣化を早める原因になります。
調査では雨樋の歪みや破損、継ぎ目の隙間、詰まりの有無を確認します。
また、雨樋を支える金具の状態や、雨樋の勾配が適切かどうかもチェックします。
谷樋・水切りの状態
屋根の谷部分や壁と屋根の取り合い部分は雨水が集中する場所であり、雨漏りが発生しやすいポイントです。
これらの部分に設置されている谷樋や水切り板金の状態を詳しく調査します。
谷樋に穴が開いていないか、サビが発生していないか、シーリンが劣化していないかなどを確認します。
また、落ち葉やゴミが詰まっていないかもチェックします。
詰まりがあると雨水の流れが悪くなり、オーバーフローして雨漏りの原因になります。
棟板金・棟瓦の点検
屋根の頂上部分にある棟板金や棟瓦は風雨の影響を最も受けやすい部分です。
この部分の劣化は雨漏りの直接的な原因になるため、入念にチェックします。
棟板金は釘の浮きや抜け、板金の浮きや歪み、サビの発生状況を確認します。
棟板金を固定している釘が抜けかかっていると、強風時に板金が飛ばされる危険性があります。
棟瓦の場合は瓦のズレや漆喰の劣化、内部の土の状態などを確認します。
施工箇所の実測
正確な見積もりを作成するために、屋根の寸法を測定します。
屋根の面積、勾配、高さなどを計測し、必要な材料の量や足場の規模を算出します。
最近では、ドローンを使用した測量を行う業者も増えています。
ドローンによる測量は、屋根に上がることなく正確な寸法を測定でき、安全性も高いというメリットがあります。
写真・動画による記録
調査の内容を正確に記録するため、屋根などの施工が必要な箇所の状態を写真や動画で撮影します。
これらの記録はお客様への説明資料として使用されるだけでなく、工事前の状態を証拠として残す意味もあります。
撮影された写真や動画は、後日、調査報告書とともに提供されることが一般的です。
これにより、お客様自身も屋根の状態を視覚的に確認でき、工事の必要性を理解しやすくなります。
現場調査後の流れ
現場調査のを行った後は、その結果をもとに業者は以下のような対応を行います。
調査報告書の作成
現場調査が完了すると調査員は調査結果をまとめた報告書を作成します。
報告書には屋根の現状、問題点、推奨される工事内容、使用する材料などが詳しく記載されます。
優良な業者は写真やイラストを交えた分かりやすい報告書を提供します。
専門用語には説明を加え、お客様が理解しやすいように配慮されています。
見積書の作成
調査報告書とともに、工事の見積書が提示されます。
見積書には、工事項目ごとの費用、使用する材料の種類と数量、工事期間などが明記されています。
見積書は、できるだけ詳細に項目が分かれているものが望ましいです。
「屋根工事一式」のような曖昧な表記ではなく、「足場設置費用」「既存屋根材撤去費用」「防水シート施工費用」など、具体的な項目ごとに金額が記載されているか確認しましょう。
工事内容の説明と相談
見積書の提示後、業者から工事内容について詳しい説明があります。
この段階で、疑問点や不安な点があれば遠慮なく質問しましょう。
工事方法の選択肢がある場合は、それぞれのメリット・デメリット、費用の違いなどについて説明を受けます。
例えば、屋根の塗装か葺き替えか、使用する屋根材の種類など、お客様の予算や希望に応じて最適な提案を受けることができます。
調査報告書・見積書・工事内容・対応の良し悪しを総合的に見て、工事を依頼するか検討しましょう。
1つでも不安なことがあれば業者に質問し、納得のいく返答がない場合は別の業者にも現場調査を依頼されることをおすすめします。
屋根工事のことならK’S CREATEへ!
屋根工事の現場調査は、適切な工事計画を立てるための必須項目です。
屋根の素材や劣化症状の状確認、寸法測定など、様々な項目が綿密にチェックされます。
30分~1時間程度で行う現場調査は立ち会い、どのような症状が発生していて、どんな工事がなぜ必要か聞きながら様子を見ることをおすすめします。
当社、K’S CREATEは無料で現場調査を行っています。
「屋根の点検をお願いしたい」「いくらかかるかだけ知りたい」などございましたら、お気軽にお問合せください。
専門知識を持ったスタッフが、親切・丁寧にご案内します。
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